日々の読書、愛犬たち、翻訳、手芸など


by ars_maki
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2018年 11月 10日 ( 2 )

夕顔・朝顔・桔梗

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荒野とて
   見るもののふ
やがて蛙の
   夕顔の里

夕顔である。形からは桔梗に近い。
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桔梗は秋の七草の一つ。山上憶良が秋の七草を歌にしている。

萩の花尾花(をばな)葛花(くずはな)なでしこの花をみなへし、また藤袴(ふぢはかま)朝顔の花

最後の「朝顔」が現在の桔梗だという。

しかし、夕顔で桔梗と同じ形のものもある。

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この版画は月岡芳年(よしとし)の「月百景」の一枚『源氏物語』第4巻「夕顔」。

夕顔の画像を検索すると、朝顔が出てきた。
『源氏物語』第20帖は「朝顔」。源氏の従妹である朝顔の宮は、加茂神社の斎宮になっていたが、
朱雀帝が退位されたので、斎宮の職を解かれた。正妻の葵上が亡くなると、源氏は六条の御息所と
結婚されるのか、はたまた朝顔の宮と結婚するのかと噂になった。朝顔の宮は六条の御息所と源氏の
事情を知っており、慎重。源氏が遅咲きの朝顔を文に添えて、「朝顔の盛りは過ぎてしまいましたか」
と花の盛りと女性の移ろいとをかけた歌を詠んでよこしたとき、立腹せずに「そうなのです」と
あっさり肯定。さらりとかわしてしまう。

夕顔と朝顔は平安時代、対照的な花だったという。夕顔は食用に植えられ、朝顔は観賞用だったという。
江戸時代になって朝顔は品種改良され、ブームになったという。

何気なくWIKIで「朝顔の宮」を調べたら、第2帖の「帚木」に登場しているとあった。
これにはΣ(゚Д゚)!?「夕顔」の間違いだ。

なお朝顔と桔梗との関係なのか、朝顔を「槿」としているものがあった。
槿の花と朝顔とは違う気がするのだが、いろいろと並べた場合、類似してくるのだろうか。

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by ars_maki | 2018-11-10 22:06

扇子

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何となく気に入ってもらってきた画像。
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by ars_maki | 2018-11-10 21:55