日々の読書、愛犬たち、翻訳、手芸など


by ars_maki
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Princess Masako

Princess Masako: Prisoner of the Chrysanthemum Throne(ita.),
Ben Hills, Jeremy P. Tarcher/Penguin, 2006.
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先日、ヤフーニュースで日本語では出されないことに
なったとあった。
宮内庁のHPには雅子様に対する不敬が理由に挙げられ
ていた。

この本を読むと宮内庁に対する疑問が解けるだろう。
戦前の所領が10分の1にもなってしまった天皇家だが、
宮内庁のしきたりは戦前前から変わっていない模様だ。
天皇でさえ自由に本屋に入り、本を手に取ることは
出来ないそうだ。本を指定すれば、翌日には手元に
来るそうだが。
外出にも宮内庁の許可を得なければならない。
天皇家の人たちが願った許可の10分の1くらいしか
通らないという。

苛めについてよく耳にするが、宮内庁は苛めの本場
の一つだというのがこの本の第一印象。
本書を読んで、苛めは日本のお家芸ないし伝統だと
いう感慨を新たにしそうだ・・・。

宮内庁の職員はほぼ世襲制。
確かに、平安時代あるいはそれ以前からの古式に則った
儀式を取り仕切るには世襲性は効率が良いに違いない。
が、しかし・・・なのだ。
浩宮様がエリザベス女王がお茶を注ぎサンドイッチを
奨めるのにビックリしていたそうだ。
天皇家に生まれ落ちた場合はショックが少ないだろうが、
そうでない場合、籠の鳥であり、針のむしろを我慢しなければ
ならない。

昨日、読み始めたから、明日には読みあがるだろう。
10年分もの週刊誌をまとめて読んでいる感じ。
トリヴィアの泉でもある。

最盛期には一万人もの雇用者がいた宮内庁。
百人近くもの若宮や皇女がいた。

敗戦後、土地も没集され収入も入らなくなった天皇家。
英国の場合、エリザベス女王の宮殿は国家のものとされるが、
財産は65億ドルほどになるし、マクドナルドなんか無くなって
しまえばいいと言ったチャールズ皇太子は自然食を販売しており、
オートのビスケット、ソーセージやビールの売り上げは、8200万ドル
ほどになるという。

王様の中では、サウジアラビアの王様が世界で一番お金持ち。
270億ドル。次はブルネイの王様。260億ドル。
皇太子とスキーをしたリヒテンシュタインの王子も王位に就き、
50億ドルを受け継ぎ、米国の株に投資している。

昭和天皇がお亡くなりになったが、遺産は2500万ドル。
株などではなく、先祖から受け継いだ美術品だろうと言われている。

皇室の23人の構成員に対して、宮内庁職員は総数1080人。
一人につき47人の職員がついている計算。
この半分の人員でも充分に賄えるという意見もある。

半端でない職員の数は、例えば、栃木の放牧場で馬の飼育を
する人67人、京都御所78人、古墳に30人の考古学者、昭和天皇
の死後17年後も未だに天皇の足跡を著わしている13人の学者、
食事の際、皇族の方がこぼした場合、食卓を拭く人と床を拭く人は
別の人達、ガラス食器を磨く人と銀食器を磨く人は別々。

雅子様と皇太子殿下との結婚式に相撲取りが
招待されなかったのは、以前に招待された相撲取りの
一人が引き出物に箸をつけてしまったからだ、という。
招待客は御祝儀を包んで行き、食べ物は箸をつけずに
持ち帰ることになっているそうだ。
矢張り、庶民の結婚式とは違うようだ。

また、御所に招待されたり、取材許可を得ても、廊下の
真中を歩くと叱責が飛ぶという。
真中は天皇陛下のみが歩くためにあるというのだ。

戦前、お妃候補にあがったために、自殺してしまった伯爵が
いたという。結納金が莫大なものだったからだ。
現在は、天皇家でサポートしてくれるので、その心配はない
という。

結納金のところを読んで、グレース・ケリーの父が矢張り
レーニエ侯に支払う金額に呆れていたというのを思い出した。

末世一代は日本の天皇制を語るときに常に出されるが、
紀元前592年に暗殺されたSushun天皇には後継ぎが
いなかった、という。

また、三笠宮の長男の二人(25歳と23歳)の皇女のうちの一人と
マッカーサーによって皇族を離れた人たちから皇族の血筋を
引く男性との縁組はどうかという案も出ていた。三人の候補者が
いたが、一人は昭和天皇の皇女が母親で、天皇家の男子の血を
引いていないから該当しない。残る二人は、系図を19世紀まで
しか辿れない。

本書で話題になることの多くは、以前ならこのような形で
私たち下々のところまで降りてはこなかったものだろう。
たとえ、やんごとなき人たち、それに近い人たちの噂に上る
ことがあったとしても、あるいは、そうした噂をふと耳にしても
回路として半ば閉じていたのではないのか。

第一次世界大戦前には王制ないし天皇制を施行している
国家は100ほどあったが、現在は30ほどしかない。
第二次世界大戦で負けても天皇制が残ったのは日本のみ。
ロシアでもドイツないしオーストリアでも王制は廃止された。

著者も言うように、王制や天皇制がなくなって民主的になった
はずの国の人々が幸福でないこともある。
日本は問題を孕みながらも、一応、体面は保っている。
天皇のために戦ったという意識があっただろうし、今もあるだろう
から、天皇制が廃止されることに反対するの人のほうが大半では
ないかと思われる。
で、天皇家の人々はどうなのか?

その他、かねてからどうなのだろうと思っていた疑問に
応えてくれる一冊である。勿論、cum salti grati!
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# by ars_maki | 2007-03-02 23:53 | 読書

独り占め!?

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昨日、はるばる九州のほうから金柑と日向夏というみかんが
届きました。宮崎からの贈り物です。今日、Marlooweたちに届けてきました。
早速、美味しそう~♪とクンクンするMarlooweです。
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Juneちゃん、イマイチ・・・熱がありません。
箱を開けて、洗ってから・・・
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Marlooweはその場でムシャムシャ食べるのですが、Juneは自分の
ハウスに運んで行きました。変です。いつもは、Marlooweと同じで
すぐにその場で食べているからです。そこで、Juneちゃんのハウスを
覗いてみると・・・な~ん~と金柑が歯型を付けられたまま転がって
いるではありませんか。

Juneちゃんの食べ残しはMarlooweがしっかり頂いていました!
どうやら、Marlooweに食べさせたくなくて、自分の分は自分のものだと
ハウスに持って行った模様・・・。
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Juneちゃんを尻目に、Marlooweの口から涎と風船!?
もっと欲しいという熱い視線をずっとこちらに注いでいました。
これに弱いです。こちらの弱みをしっかり知っているのです。
それで、この眼をするのです。

そして、知事推薦の日向夏!
ブルーメと同じように鼻を箱に突っ込んでいました。
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こちらも剥いてあげると、ドンドン食べて、あっと言う間に一個を
平らげていました。沢山お贈りいただいたのです。でも、Marlooweの
食べっぷりからすると、ドンドン食べてしまいそうな勢いでした!?

私も金柑と日向夏を頂きました。金柑はこれまで食べた金柑よりずっと甘くて
美味しく、これまで食べた金柑は酸味が強かったなぁ、とあらためて感じました。
この完熟金柑も知事のご推薦なのは言うまでもありません。

日向夏は、爽やかな甘さです。袋ごと食べるのも繊維質を頂くので、良いですね。
葉っぱつきでお贈り頂いたので、籠に入れてお部屋において楽しむことも出来ます!!
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# by ars_maki | 2007-03-01 16:57 | 愛犬
お昼御飯にけんちん汁を頂いていました。
MarlooweとJuneは早々と食べてしまっていました。

また後でもう一杯いただこうと思い、二人には大根を
みじん切りにしてあげようと思い、切りました。
大根をあげてから、また食卓に戻ると、先ほどまであった
ほうれん草のおひたしが消えていましたー・・・・・。

Marlooweの仕業。
Juneはほうれん草が嫌い。それに、自分の物でないのが
明らかな時は、盗み食いしません。

Marlooweを叱りました。
あまり堪えた風はありません。

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でも、写真を撮ろうとすると、いつもより更に視線を外しました・・・。

暫く経つと・・・
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こんな感じ。視線を避けていないので、忘れてしまっているのかも・・・。
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# by ars_maki | 2007-02-28 23:57 | 愛犬
SBさんに『ナーサリー・アリス』の西語最新版が昨日、メキシコで
出たという ニュースを教えていただいた。

このニュースを読んでみました。

訳した、というより語っているのは、メキシコの詩人
ホセ・エミリオ・パチェコ。
T.S.エリオットやサミュエル・ベケットも訳しているから、
翻訳家でもある。
批評も著わす人でもある。

『不思議の国のアリス』[『ナーサリー』のほうに表題はなってはいるが、
内容的には、『不思議の国])を子供のためにスペイン語にしました。
メキシコでは、今日2月26日に発売。

冒頭の個所がどう処理されているか拙訳で御覧くださいませ。

アリスはとても奇妙な夢を見たのです。
どんな夢か知りたいでしょ?
こんなことは初めて。何と白ウサギがおそろしい
スピードで走っていったよ。
アリスのところに着くとすぐに、ポケットから
時計を出したんだよ。
時計を持っていて、時計を入れるポケットが
ついているものを着た兎なんて見たことあるかな。
兎だって時計を持っていたら、それを入れるポケットも
持っているのは当たり前だよね。お口にくわえるなんて
無理だよね、走らないといけないものね。
白ウサギはきれいなピンクの眼(ほら、光があたって
いるからね、光がいっぱい当たっていないときは赤いけど、
そのときはピンクの眼)をしていて、耳もピンクだったし、
皮はコーヒー色だったよ。ポケットから赤いハンカチが、
のぞいているよ。
ウサギさんのネクタイとヴェストは好きかな。
このウサギさんは本当に
エレガントだと思わないかな。
「大変だ!大変だ~~。遅れちゃうよ」
ウサギさんは言っていた。

どこに行くのに遅れるのかな、と思うんだ。
それはね、後で分かるけど、
公爵夫人のところに行かなければならなかったんだよ。
すぐに公爵夫人が台所に座っている絵を見るよ。
それとね、公爵夫人はとっても機嫌が悪いお年寄りの
女性だってこともね。
ウサギさんは、公爵夫人を待たせているので、
カンカンに怒られているのが
分かっていたんだよ。
そこで、可哀相にとってもこわかったんだよ。
(兎がどんな風に震えるか知ってるかな。
一方から反対の側に本を少し動かすから、
奮えると分かるよ。)それと、公爵夫人が首を
ちょん切れって命令するんじゃないか
っておそれていたんだよ。ハートの女王が怒ったときも、
(絵を後で見るけど、)首を切れって命令をだすんだけど、
皆、命令なんか気にしていないのさ。

白ウサギが走っていくと、アリスは何が起こるのか
知りたくなったんだよ。
後を追って走りに走っていくと、穴に落ちたんだよ。
本当にとっても長い間、落ちていったんだよ。
地球の真中を通りぬけて、もう元いたところに
戻れないんじゃないかって考える時間があったくらいさ。
その穴というのは水のない、とっても深い井戸だったんだよ。
本当にそんな深い井戸に落ちたら、大抵、死んじゃうよね。
でも、きみも知っているように、夢のなかで落ちていっても
誰も傷つかないよ。夢のなかで落ちているときは、
ぐっすり眠っているし、ちゃんとしたガタガタしない
ところにおいてあるベッドで寝ているからね。

ついにひどい落下も終わり、アリスは木の枝や葉の山の上に
着陸したんだよ。でも、全然けがなんかしなかったのさ。
立ち上がると、ウサギの後を追いかけて走っていったよ。
これが、アリスが最初に出てくるのをみんなが見ている夢なんだ。
今度、白ウサギをみつけたら、可愛いアリスが見たような夢を
見るのをがんばって想像してみてね。
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# by ars_maki | 2007-02-27 02:31

どうしちゃったの?!

昨日、『不思議の国のアリス』の最新スペイン語版がメキシコで出されました。
その触りの部分を訳して、UPしようとしてのですが、うまく行きませんでした。
どこにUPかというと、昨日まで使っていたブログにです。

仕方なく、また新たにブログを設けることにしました。
古いほうは1月に始めたばかりでした。

古いほうのブログ、なぜ使えなくなったのか不明です。
色々調べてみないといけませんが、とりあえずは、こちらに今日からまた
書き込ませてもらおうと思っています。
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# by ars_maki | 2007-02-27 02:10 | ネット