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ユダヤ人にも優しかった日本人


稲村公望


米国のテンプル大学の東京分校教授が、もっともらしく、日本の歴史認識を議論している
。ドイツと日本とを比較して、ドイツを見習いなさいと言わんばかりのお説だ。韓国の新聞の言いぐさと同じだが、慰安婦の実態と南京の事実を検証しないで、日本を悪者にする占領史観の延長でしかない。東京にある外国経営の大学がこうした主張をまき散らして、結局は日本を貶める反日の論説にしかならない記事を書いていることにも注意を喚起したい。ご関心の向きは記事をご一読の上、反論を提出していただきたい。こうした反日の外人教授の一方的な主張を放置してはならない。日本在住の人物の英文による執筆であるだけに、世界に誤解を広めてしまう恐れがある。自立・自尊の日本を求めて、反論と検証を確かなものにしたい。

この記事では韓国と中国の所謂「歴史問題」とユダヤ人問題を日本対ドイツという軸で捉えています。これこそ誤解もイイところです。先ず、ユダヤ人を日本人は擁護していました。

日露戦争(1904-05)で捕虜になったロシア人を収容するために現在の堺市と高石市にまたがる大阪湾岸の浜寺ロシア兵捕虜収容所に送られたロシア人の中にヨセフ・トランペルドールがいました。「イスラエル建国の英雄」と讃えられた人物です。ロシア系ユダヤ人ヨセフ・トランペルドールは小国でも日本のような立派な国を創ろうと、イスラエルを建国したのです。

年代順に見ていきましょう。1919年に日本は人種差別を提案しました。賛成票が上がり、多数決では日本の提案が可決されたのですが、米国大統領ウィルソンが全員一致でないと駄目だと横槍を入れました。これに抗議した100人が米国はレッドサマーで殺され、ウィル・ブラウンはリンチに遭い焼き殺されています。

次に、オトポール事件(1937)が大きなものとして揚げられるでしょう。これは当時迫害されていたユダヤ人に関東軍が第1回極東ユダヤ人大会を許した事が特筆されます。それだけでなく、陸軍は「ユダヤ通」の安江仙弘陸軍大佐、樋口季一郎陸軍少将を派遣。樋口季一郎陸軍少将は、「ユダヤ人追放の前に、彼らに土地を与えよ」と前年に締結された日独防共協定の同盟国であるドイツの反ユダヤ政策を批判しています。イスラエルにはGolden BookとSilver Bookというのがあり、前者はユダヤ人で偉業を達成した人、後者は非ユダヤ人で偉業を達成した人を記録しています。樋口季一郎陸軍中将はGolden Bookに名前が載っています。

三番目に挙げるのは美談に仕立て上げられた杉原千畝で充分でしょう。東条英機はA級戦犯として糾弾されていますが、他ならぬ東条英機がユダヤ人を庇護してヴィザを保証人なしにお金がなくても発行させたのです。

この論者の議論は多数派のものですが、大きな誤謬を犯しています。朴槿恵大統領は被害者は加害者を1000年忘れないと言っていました。被害者ないし原告は加害者としての被告人を訴えるには証拠を提出しなければならないはずです。慰安婦に関しては未だに提出がありません。安秉直(アン・ビョンジク)ソウル大学名誉教授も以下のように指摘されています。「私も元慰安婦の聞き取りも含め詳しく調査したことがあるが、調べた限り、日本軍が女性を強制動員して慰安婦にした客観的資料はない。研究者として証拠といえる証言もなかった。」これは、河野談話が出される前に安秉直(アン・ビョンジク)ソウル大学名誉教授が発言されたものです。10月16日に産経新聞により杜撰さが白日の下に晒されたのです。今後は光の方へ歩むべきではないでしょうか。
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by ars_maki | 2013-10-23 12:19